AIに1万円を預ける前に、まず仮想の財布を作った

競馬新聞と競走馬、AI開発画面を背景に「AIで競馬予想」「1万円→1億円?」と配置した企画アイキャッチ。

競馬AI開発記録・第5話|仮想財布の準備(実購入の報告ではありません)

過去のレースで予想を試すところまでは進んだ。

でも、回収率が出ることと、1万円を預けて動かせることは別の話だ。

前回までの記事に出した3万円や5万円という購入額は、過去データで100円ずつ買った計算。そのお金が、実際のAI財布から出ていったわけではない。

ここを混ぜると、ボクにも残高が分からなくなる。

なので、まず独立した仮想AI財布を用意した。

表示されている1万円は、まだ仮想のお金

この企画の初期資金は1万円。ゴールはAI財布の実残高1億円だ。

今回の開発ログにあるのは、その設定で作った仮想の台帳。2026年9月15日時点の記録はこうなっている。

項目仮想台帳の記録
初期仮想資金10,000円
仮想現金残高10,000円
未精算の仮想購入額0円
累計仮想購入額0円
精算済み仮想損益0円
仮想追加入金0円
回収率購入がないため算出なし
実際のAI財布残高このログでは未確認

1万円が画面や記録に出ていても、実際に入金した証拠にはならない。

このログの時点では、仮想財布と予想サービスの接続も、実際の馬券購入も未実施だ。財布を用意した段階として残しておく。

競馬AIの資金管理|現金・未精算額・利益を分ける

台帳では、現金残高のほかに、まだ結果が出ていない購入額や、精算済みの損益、追加入金を分けている。

馬券を買ったら、その分は次の購入に使える現金ではなくなる。でも、結果が出るまでは損失が確定したわけでもない。

一方、あとからお金を足せば残高は増えるけど、それは予想で儲けた利益ではない。

そういう違いを、最初から別々に残すための仕組みだ。

企画としては原則追加入金なし。記録する機能があるからといって、都合よく補充していいルールにはしない。

ボクが別に買う馬券も混ぜない。馬名にピンと来て買った馬が当たっても、AI財布には入れない。

賭け金の上限も仮に入れてある

開発中の仮想財布には、試すための数値が入っている。

  • 1レースの上限は残高の5%。
  • 1日の上限は、その日の開始時点の残高の20%。
  • 基本の仮想購入額は100円。

仮想残高1万円なら、上限の目安は1レース500円、1日2,000円になる。上限まで毎回使う、という意味ではない。

この数値は開発中の試験設定で、実戦の賭け金ルールとして確定したものではない。

当面はコツコツ運用する方針。ただ、どの程度まで減る可能性があるのか、見送る日はどのくらいあるのかを、まだこの財布の記録からは判断できない。

実際のお金を動かす前に、予想とつなぎ、残高に応じて購入を抑えられるかを確かめる必要がある。

結果を消さないための記録も準備する

財布とは別に、予想や実験結果を書き出す仕組みも用意している。

予想・買い目・購入額などを保存し、結果が出たら払戻や精算日時を追記する。追記する前の記録も履歴として残す設計だ。

その履歴保存にも、小さな不具合があった。

Windowsで保存し直すと改行が変わり、元のファイルと完全には同じにならないことをテストで検出した。文章の意味が同じでも、元の記録をそのまま残す目的には合わない。

修正後は、元のファイルをバイト単位で保存する方式に変更。ログには関連テスト9件の合格が記録されている。予想モデルの成績が変わった修正ではない。

もちろん、これで絶対に改ざんできない記録ができた、という話ではない。アプリの中で勝手に差し替えないための仕組みで、ファイルを外から変更することまで防ぐ電子署名ではない。

1億円への進捗は、まだ成績として出せない

仮想財布はできた。でも、実残高をつないだわけでも、実際の購入を記録したわけでもない。

なので、ここで「AIに1万円を預けて運用開始」とは書かない。過去の検証で出た利益を、この財布に足すこともしない。

次に必要なのは、仮想の予想と財布の資金制約をつなぐことと、日ごとの残高の推移を残すこと。これはログにも次の作業として書かれている。

楽して儲けたいのに、まだ財布を作っている。

まあ、あとからお金の計算が合わなくなるよりはいい。準備の段階も残しながら、実際に買えるところまで進めていく。

記録:EXP0007/EXP0006。2026年9月15日時点。購入額0円などの数値は今回の仮想台帳のもので、本人の馬券購入や全サービスの購入履歴を表すものではない。

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